« 八ヶ岳 駆け歩き! | トップページ | 《赤ひげ》 前進座 »

2006.10.31

〈八ヶ岳〉 かけある記

Minamiyatsuroute 〈谷川岳〉に続く山岳「駆け歩き」第二弾、 〈八ヶ岳〉 雲上散歩。

 

←アルバムに68枚の画像があります。どうぞご覧になって秋色の八ヶ岳を机上山行してみてください!

 

10月29日(日)、未明の東京はまだ雨音が激しくありましたが、天気図としばしにらめっこ。西から一時的に回復すると確信して出発!

はたして、起点とした美濃戸では雲がたれこめていたものの、その動きはめまぐるしく急速に回復に向かっていました。

 

そんななか、学生時代、いくどとなく通った柳川沿いの林道を走り始めます。

「あっ!おにぎり忘れた!!!」

…まっ、いいか。空腹耐久トレーニングといきましょう…(笑)

 

約30kmの行程、ちょうど7時間にわたるトレイルランニング。晩秋の八ヶ岳は、雨に洗われてひときわ清く居ずまいを正して、そんな慌て者のわたくしをも迎え入れてくれました。

 

H181029a_006 赤岳鉱泉へ向かう樹林帯は、まだ霧が立ち込めてなかなかしっとりと落ち着いた雰囲気でした。

見事に苔むした両端の岩の連なりに気をとられていたら、ツルッ!

 

 

H181029b_014

はやる気持ちをおさえつつ、森林限界へ駆け上がります。あたりのガスが消え始めたなと思ったら、「赤岩の頭」に到達していました。雲がものすごい勢いで稜線上を流れています。

その稜線を渡る風が、私の体までも一気に硫黄岳の山頂まで押し上げてくれました。

 

 

H181029c_037 さすがに、鎖場の連続する横岳の通過は慎重に。

前方には次第に主峰の赤岳が迫ってきます。このころから、八ヶ岳の上空はさえぎるものなく雲上のランニングとなりました。

 

 

H181029d_048 なつかしい景色です。

赤岳の山頂から南方を望みます。

手前が雄雄しい権現岳。そして釜無川の盆地を隔てて後方には南アルプスの3000m峰が雲海の上に頭を出しています。この夏に縦走した北岳の姿も見られました。

 

H181029e_061 今回越えてきた北方を振り返ると、天狗岳から蓼科山まで見渡せました。

眼下には、ハーフマラソン大会が行われているはずの諏訪湖までも飛び込んできました。

 

 

H181029f_070 さて、阿弥陀岳からは、長大な裾野が茅野に向かって延びています。その一筋の御小屋尾根を下ります。

途中、御小屋山を通過しますが、この山の別名は「御柱山」。そうです。あの勇壮な「御柱祭」の神木の切り出しが行われている神聖な山なのです。

くれぐれも「キジウチ」などなさいませんように!

 

H181029g_076 そのちょうど神域に入ったあたりのトレイルです。

落ち葉が散り敷いて足に優しく、木漏れ日までも柔らかで、こりゃやはり神様の創造物としか言いようがありません。

幸か不幸か、この豊かな自然を独り占め、冬眠前の熊さんにお会いすることはできませんでした。

 

H181029h_075 振り返ると、白樺の林越しに屏風のような阿弥陀岳がそびえていました。

八ヶ岳は、年間通じて比較的天候の安定した山と言われています。

実際、走り出したらとまらないような急降下もありますが、アルペンムードを味わいながらのトレイルランには適した山だと思います。

加えて、積雪期には北八ヶ岳をクロカンスキーで滑走するなんていう楽しみ方もあるようです。

 

無事、ふりだしに戻ってきた「八ヶ岳山荘」にていただいた「カツカレー」は極上の旨さで空腹を満たしてくれました。

|
|

« 八ヶ岳 駆け歩き! | トップページ | 《赤ひげ》 前進座 »

「ランニング」カテゴリの記事

「登山」カテゴリの記事

コメント

素晴らしいかけある記、お疲れ様でした。我が家からも毎日八ヶ岳を臨んでいます。朝日を受けている八ヶ岳を見ると元気が出ます!長野はいよいよ初霜が近そうです。昨冬のような厳寒はたまりません、暖冬だといいのですけどね。

投稿: sappi | 2006.10.31 20:40

またですか~(笑)
赤岳から阿弥陀岳への下り、そして登り返しとけっこうきついですよね!
さすがです。
って、もう一つの方も拝見しちゃいました!ふふふ~

投稿: tomomi | 2006.10.31 21:06

こんばんは!!週末三連休でも行ってみるかな?
いいな~~。。。

投稿: Aloha!Moana | 2006.10.31 21:35

春爛漫の「伊那梅園」を後にして、「高遠城址公園」の桜窯に立ち寄り、高遠焼・一輪挿しを買った十数年前のこと、杖突峠から里へ下りたところで七年に一度のあの「御柱祭」の里曳きに出くわしたことがありました。桁違いの交通規制と、これまた血も躍る勇壮な光景に驚嘆!!

その、切り出しの舞台の「御小屋山」に立ち寄られたのですね。きっと「神」のご加護がこれからも頂けることでしょう。
moaiさんは「晴れ男」じゃぁないですか。

落ち葉の散り敷く木漏れ日の道・・・いい写真ですね。
木陰の熊さんも、惚れ惚れして出番なしでmoaiさんを見送ってくれたのでしょう。
締めは、「延命の湯」にドボーンとは最高です。羨ましい!!

投稿: 幸せコスモス | 2006.10.31 22:27

トレイルラン想像に絶しますが、キット通常の
山登りと異なる達成感も有るんでしょうね!!
体力・技術維持するも大変でしょうが、是非色んな
山塊を駆け巡って下さい。

投稿: 輝ジィ~ジ@お疲れ | 2006.11.01 10:34

>sappi様

お久しぶりです。
いよいよ霜月、今年もあと2ヶ月となりました。
八ヶ岳の風体というのは、たしかに元気を与えてくれます。裾野も広いですしね。

投稿: moai | 2006.11.01 19:45

>tomomi様

赤岳から阿弥陀にかけては勢いをつけて一気に「えいっ」と登り返してしまいました。(笑)

>って、もう一つの方も拝見しちゃいました!ふふふ~

しーーーーーーーー!

投稿: moai | 2006.11.01 19:48

>Aloha様

雪が舞い始める前にぜひ…。
もっとも、八ヶ岳は初冠雪が根雪になるようなことはなくすぐ融けてしまいますが。

投稿: moai | 2006.11.01 19:51

>幸せコスモス様

何度も八ヶ岳には足を運んだことがありましたが、「御小屋尾根」は初めてだったので、新鮮でした。雄大な裾野を身をもって実感することができました。

投稿: moai | 2006.11.01 19:56

>輝ジィ~ジ様

落ち着きに欠ける私には、今のところマッチした山との関わり方かなと思っています。
しかし、ゆっくり一歩一歩噛み締めることが本道であることにまちがいありません。

投稿: moai | 2006.11.01 20:06

moaiさん、こんばんは!

本格的なトレイルランの記録、それを読めること、読めるだけでも行った気分になり、わくわくしてきます。それも八ヶ岳ときましたか・・・。次は、どこなんでしょうか?

moaiさんの「予想外」な動きに、目が離せません。

投稿: cootaro | 2006.11.01 23:16

かなり本格的なトレイル。。。しかし、本当にいい景色、自然がいっぱいですね。気持ちよかったことでしょうね。
諏訪湖マラソンのショップで、トレイルラン用のシューズを手に入れました。。。これから、少しずつ、私もチャレンジしてみたいです。

投稿: iyashi | 2006.11.03 11:17

>cootaro様

「次」ですか?
・・・
次は、「エベレスト街道」から「チョモランマ」まで、かな!

投稿: moai | 2006.11.05 08:24

>iyashi様

トレラン用のシューズを入手できたら、あとは「走る」しかありません。
山は高きがゆえに尊からず・・・
どんな野山でも、その舞台を提供してくれます。iyashiさんお気に入りのコースを見つけてくださいね。

投稿: moai | 2006.11.05 08:29

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/70689/12496922

この記事へのトラックバック一覧です: 〈八ヶ岳〉 かけある記:

« 八ヶ岳 駆け歩き! | トップページ | 《赤ひげ》 前進座 »