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2006.11.05

晩秋の武尊山麓にて

H18110304a_002 11月3・4日の両日は、高校生と元高校生との合同ミニ合宿が上州武尊(ほたか)山の麓で行なわれました。

両日とも、天候に味方され、当初計画していたプログラムを全て消化して有意義な晩秋のつどいとなりました。

 

  

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現役諸君にとっては「おじいちゃん」や「おとうさん」のような存在と過ごすのですから恐縮する事しきりの状態でしたが、和気藹々とした雰囲気のうちに進められていきました。

 

このたび、お世話になった「武尊小屋」は、屋根裏部屋もある広々とした歴史を感じさせる建物でした。

暖炉に火をくべ、皆が集まり、部屋があたたまってくると・・・どこからともなく「カメムシ」が大量発生!

われわれを大歓迎してくれました。クサーーーーッ!

 

H18110304b_005 到着後、最初のプログラムはテント張り講習と装備点検。

いかに短時間に、正確に張る事ができるか、場所の選定からペグの打ち方、張り綱の自在の確認や補修箇所の点検など、多くの改善点が指摘されました。

その一つ一つをメモしながらお土産としましたが、なかでも一番大切だったのは、作業の際の「声かけ」でしょう。

各自がきちんと意思表示をすることは、作業を間違いなくすすめる上で不可欠な要素です。

 

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老練な業(?)を披露していらっしゃったのは、元顧問のN先生。

2日間通じて、カマドの主となっていました。

また、先生は昔からキノコ採りの名人でもありますから、どこかへ姿をくらましてしまうのではないかとみなひそかにヒヤヒヤしておりました。

その先生曰く、「もうキノコにはちょっと遅いようだな」

プロはその時その場の自然ときちんと対話をしているのですね。

 

H18110304h_022 さて、お楽しみの食事ですが・・・、

現役の山の定番メニュー「カレーライス」に負けじとH先輩が腕をふるって作り上げたのが、この「特製パエーリア」。

麦を混ぜあわせたのが正解だったようで、現役たちもおかわりに群がっておりました。

 

  

 

H18110304dd_030 夕食後は、その資格を持っているM先輩による「救命救急法」の講習会が開かれました。

モデルは、同期のH先輩。

このたびの合宿の立案から実施に至るまでの苦労がたたってとうとう倒れてしまったようです。(笑)

「どうしました?」

「心肺停止!意識なし!脈なし!体動なし!・・・心肺蘇生(心臓マッサージ)始めます!」

 

H18110304e_054 さらに、H先輩による「山の歌」の歌唱指導では、「岳人の歌」・「山の友へ」・「放浪の歌」・「南の山男」の4曲が披露され、硬軟織り交ぜての山の名曲を唱和しました。

現役「ところで、ナンパって?コウハって?なんですか???」これには先輩方、思わず苦笑い。

一夜明けて、翌日は近くの「雨乞山」ハイキングへ。登山口には「大型獣」出没の注意書きが!象か虎か、はたまた恐竜か、それとも雨乞いの神の化身かと畏れつつ、難なくいい汗かいて武尊山を間近に望める山頂に到達しました。

 

H18110304f_056 前の晩、長老の(?)N先輩が「山の友へ」の歌詞について語ったひとことが印象的でした。

  

 

 

   山の友へ 

薪割り飯炊き小屋掃除 皆で皆でやったっけ

雪解け水が冷たくて 苦労したことあったっけ

今では遠く皆去り 友を偲んで仰ぐ雲

 

「この歌詞、我々そのものなんだけどな、一つだけ違う点があるんだよな・・・『今では遠く皆去り』ってあるけど、いまでもこうして仲間とみんなで集まっては当時を振り返って語り合う事ができてるんだよな」

 

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ゆえに、このミニ合宿のなかで得られたものは、具体的な登山の技術にとどまらず、もっとかけがえのない大きなものだったのかもしれません。

 

現役の皆さんは、「山」がいつまでも変わらぬ姿でそこにあることと同じように、「山に向かう岳人の純粋な気持ち」にも変わりがないことを十分に思い知った2日間だったと思います。

今後の自分達の確かな足跡のために、糧とならんことを・・・。

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コメント

いつまでも変わらぬ山への気持ち 仲間の絆
素敵ですね~
楽しい休日になって 何よりです♪

ところでmoaiさんは ナンパ?コウハ??
もちろん ○○○ですよねぇ~(笑)

投稿: りんごママ | 2006.11.11 11:07

>りんごママ様

還暦過ぎた先輩方も、昔の仲間と「山」に入ると、一気に高校生に戻ってしまいました。

投稿: moai | 2006.11.13 22:54

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