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2007.08.17

夏山 回想 【白馬岳・朝日岳】

H190805_78 8月5日の夜行で新宿を発ち、6日から入山、11日にかけての五泊六日にわたる夏山合宿。

《白馬三山・朝日岳 縦走》

全日程、天候に恵まれ、足元にはいつも豊富な残雪と高山植物が目を楽しませてくれ、山のいで湯が疲れた身体を癒してくれる、そんな贅沢すぎるほどに夏山の醍醐味を味わいつくした1週間でした。

重装備をになっての縦走距離は、昨年の南アルプスにおよばないものの、 「黒部谷を眺めにちょいと白馬清水岳まで」「究極の10時間日帰り温泉ツアー」など、カモシカも真っ青な駆け足企画も敢行しました(笑)。

日ごろのトレーニングの成果が試されたこのたびの合宿。
こまかなところでは、まだまだ反省点も見受けられますが、総じて高校生たちが目標としてきた「楽しい」山歩きを実現することができたのではないでしょうか。

←左のアルバムに画像117枚掲載しています!
 どうぞご覧ください!

それでは、日程ごとに振り返ってみることに・・・

 

◆8月5日(日) 新宿夜行発

大大大先輩の卒業生からこのたび入部したてで、山登りデビュー戦となった高校2年生のT君へのアドバイス・・・
「つらくなったら、小石を口に放り込んでなめてごらん。最高の飴玉に思えてくるから。自分に負けるなよ!」

 

◆8月6日(月) 猿倉~白馬尻

H190805_3 残雪多し!人多し!落石多し!
やはり北アルプスは、にぎやかですね。

通常沢筋にかけられていたテント場への橋がまだ無かったため、小屋前に張らせていただくことに。

 

◆8月7日(火) 白馬尻~白馬岳(村営宿舎テント場)⇔清水岳

H190805_8 ここだけは、地球温暖化もなんのその。
大雪渓をわたる冷風が心地いい!

アイゼンの効きもよく稜線めざして忍の一字でがんばりました。

 

H190805_28 清水岳(しょうずだけ)への道は、お花畑のつづくみち。

主脈から外れていることもあって、他に歩く人もほとんどいない静かな「散歩」を3時間ほど楽しみました。

 

 

◆8月8日(水) 白馬三山~白馬鑓温泉(往復)

H190805_52

究極の「日帰り温泉」企画!
しかも、目指すは日本一最高所の温泉となれば、いくっきゃないでしょ!

たとえ、片道約5時間、標高差約800mの上り下りが待ち構えていようとも!(笑) 

 

H190805_58 おそらく、この日は北アルプス一帯、入浴DAY!

白馬への帰路、稜線のすぐ脇のハイマツ帯にて、雷鳥までが気持ちよさそうに砂浴びをしていました。近くで、雛鳥がそんなお母さんを守るようにしていたのがなんとも印象的でした。

 

◆8月9日(木) 白馬岳~朝日平 

H190805_64 いつでも、山上でむかえるご来光は神々しく、厳粛な気持ちを運んできます。

午前4時54分。雲海の彼方に8月9日のお天道様が顔を出しました。

 

H190805_76 朝日平にかけての道のりは、最後の水平とは名ばかりの辛いトラバースを除いては、快適なお花道。

途中、雪解け水で、急遽温麺を冷麺に変更!

できれば今度は、ザルをもってこようっと!

 

H190805_70 H190805_72

H190805_73  

 

 

◆8月10日(金) 朝日岳~五輪尾根~蓮華の森(温泉)

H190805_92 当初計画段階では、「海抜3000mから0mへ」との「栂海新道」も候補に上がっていました。

またいつの日かと「新道」を左手に見送りながら、アヤメまで姿を見せてくれた池塘の五輪尾根を快適に下っていきます。

その後の登り返しにバテた者もいましたが、山のいで湯がお出迎えとあれば、頑張らない手はありません。

H190805_108 H190805_104

H190805_105  

 

 

◆8月11日(土) 帰京

H190805_115 最終日の蓮華温泉バス停から望む朝日岳と五輪尾根は、雲ひとつ無い真っ青な空にどっしりと腰をおろして目の前に広がっていました。

 

 

 

「いまどき、山の上に米や野菜を持ち上げている高校生なんていないぜ。めずらしいよ。」

「たのもしいわ!がんばってね!今日の小屋のHPに写真のせておくからね。」

山上での最後の宿泊地となった朝日小屋にて、長野在住の写人(山岳カメラマン)M本さんが、しきりに感激してめずらしがっていらっしゃいました。

さらに、小屋の女主人Sさんも早立ちの場に出てきてくださって、カメラを構えながら、激励して見送ってくださいました。

 

時代が、装備が、食材が、どんなに便利に変化しようとも、かたくなに守り続けていることがこのクラブには、あります。
それは・・・

○ どんな天候にあっても、テント泊をすること。
○ 安易にドライフーズに手を出さず自炊をすること。
○ すべての荷物を持ち上げ、持ち帰ること。

時代錯誤もはなはだしいかもしれません。
たしかに、この合宿中、われわれと同じように大荷物を背負って黙々と歩く学生パーティとはとうとう一組とも出逢うことはありませんでした。

翌日、装備返却を兼ねさっそく記憶の新しいうちに反省会をもよおしました。そのなかで、なんとかこの活動の火を消さないように、たとえば、一般生徒を招待する山行を企画するのはどうだろうかという話が持ち上がりました。そして、その山行は「日帰り」か「テント泊」かという点に及んだとき、今回食当を務めた2年生のN君が、すかさず

「やっぱり、一泊しなきゃだめでしょ! みんなで食事作って、テントに寝てみて、そうした体験をしてみなきゃ、この部活動の良さはわからないでしょ!」

世の中、まだまだ捨てたものではないようです。

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コメント

moaiさん
お天気の中、充実した山行でしたね。
写真もすべて拝見しましたよ!
それに鑓温泉往復なんて、なんて贅沢な~
食事に関しては、野菜は多く持って行きますが、お米は最近アルファ米に頼ってしまっています。
昔みたいに炊いてみようかな~

投稿: tomomi | 2007.08.18 14:55

楽しそうで素敵です。写真や記事で行った気分になれます(笑)
ドライフーズに頼らないというのも原点ですよね。いつか高山で本格的すき焼きしたいと思いつつ、実現してませんが。18歳の頃、尾瀬周辺の山を回った時、究極の軽量化&合理化を目指そうと食料は麦焦しのみというプランでしたが2日後にどうしても食べれなくなりました。やはり「餌」では脳が持ちません。急遽檜枝岐に下り、JAで普通の食材を調達しましたが、よい教訓になりました。

投稿: くーたろう | 2007.08.18 22:19

息を呑む大雪渓や美しいコマクサ、お花畑。
神々しいご来光やとっても美味しそうな冷麺!
117枚一気に楽しく拝見しました。

日頃の練習、訓練の成果ですね!!
充実した山行だったのが、究極の温泉(笑)での
生徒さんの満面の笑顔や朝日岳での後姿の背中の汗の跡に如実に表れていて、本当に素敵だなと思いました。

moaiさんお疲れ様でした!!
クラブの大切な伝統を守るmoaiさんの背中を見て
感じ、またそれを伝えていこうとする生徒さん達。。。嬉しいことですね♪

また今回も色々勉強になりました。
(この夏ボディボードで衝突(?)の為
肋骨骨折してしまい、日頃の運動不足を猛反省中のオバサンより。。。トホホ)

投稿: りんごママ | 2007.08.19 01:31

>tomomi様

鑓温泉に使った後は、泡の出る「命の水」をいただきたくて仕方がありませんでした。(笑)

投稿: moai | 2007.08.19 22:49

>くーたろう様

山中、『食』は大切な楽しみの一つですものね。

投稿: moai | 2007.08.19 22:51

>りんごママ様

たいそうエネルギッシュな夏を過ごしていらっしゃるようで・・・。
お大事にしてください。

投稿: moai | 2007.08.19 22:53

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